Z世代のAI利用頻度と主なツール
まず、AIの利用頻度について見てみましょう。Z世代の53.5%が「週に1回以上利用している」と回答しており、Y世代の44.3%を上回る結果となりました。特に「毎日」または「週4~5日」利用する高頻度層では、Z世代が29.0%に対し、Y世代は20.1%と、約9ポイントの差が見られます。Z世代の皆さんは、AIを日常の一部として、かなり積極的に活用されているのですね。

使用するAIツールについては、世代を問わず「ChatGPT」が最も多く、Z世代では81.9%、Y世代でも78.3%が利用しているそうです。これは、皆さんの体感とも近いのではないでしょうか。一方で、Z世代では文章生成を得意とする「Claude」の利用がY世代よりもやや高い傾向が見られました。ツールの選択にも、それぞれの世代のニーズが表れているのかもしれませんね。

AIの意外な活用法:人間関係やメンタルケアへの相談
さて、ここからが今回の調査の特に興味深い点です。AIの具体的な活用シーンを見ていくと、「人間関係のアドバイス」において、AIを利用するZ世代の55.0%がAIに相談していると回答しており、Y世代よりも21.3%も高い結果となりました。さらに、「メンタルケア」においてもZ世代の利用割合がY世代より17.3%高いという結果が出ています。

人間関係や心の悩みといった、これまでなら親しい友人や家族、専門家に相談していたようなパーソナルな事柄を、AIに打ち明ける。これは、私のような世代の人間からすると、少し驚きを感じるかもしれません。しかし、相談相手を選ぶストレスや、秘密が漏れてしまうリスクなどを考えると、AIが相談相手として選ばれるのも納得できる部分があるように感じます。皆さんは、AIにそのような悩みを相談することについて、どのように思われますか?
AIによる意思決定:パーソナルな領域での影響力
さらに、AIのアドバイスが実際の意思決定にどの程度影響しているのかについても調査が行われています。「仕事・キャリア」「生活・趣味」「お金・資産運用」「健康・医療」「人間関係・悩み」といった場面で、AIのアドバイスのみを根拠に意思決定を行った経験があるか尋ねたところ、すべての項目でZ世代の方がY世代よりも高い割合を示しました。
特に「人間関係・悩み」ではZ世代がY世代より15.6%高く、「仕事・キャリア」でも13.3%高い結果となっています。


AIが提供する情報やアドバイスを、最終的な意思決定の唯一の根拠とする。これは、AIの信頼性や利便性に対するZ世代の深い理解と、ある種の割り切りを示しているのかもしれませんね。人間関係やキャリアといった人生の重要な局面において、AIがこれほどの影響力を持つ時代が来るとは、数年前には想像もできませんでした。
調査の背景と目的
今回の興味深い調査は、Z世代向けの企画・エモマーケティング®を行う「僕と私と株式会社」によって実施されました。彼らは「Zview lab.®」という事業を通じて、Z世代の本音やインサイトを独自に調査・分析し、その結果を公開しています。今回の調査の詳細や、「AIとの結婚」に対する意識など、さらに詳しい内容は以下のリンクからご覧いただけます。
いかがでしたでしょうか。Z世代のAI活用は、私たちの想像以上に多様で、パーソナルな領域にまで及んでいることが明らかになりました。AIが今後、私たちの人間関係や意思決定にどのような影響を与えていくのか、引き続き注目していきたいですね。
賢作でした。


