結婚すると「認められたい欲」は消えるのか?
調査では、「周囲から注目を集めたい」という内面的な欲求(注目獲得欲求)と、「周囲からどう見られたいか」という自己呈示欲求が分析されました。その結果、性別による違いよりも、「結婚しているかどうか」による差の方が大きいことが明らかになったそうです。

注目獲得欲求を見ると、未婚女性が「3.01」と最も高く、既婚男性が「2.70」と最も低い結果となりました。さらに驚くべきは、未婚男性と既婚男性の差が0.24となり、婚姻状況による差が性差の約3.4倍に達した点です。この数字を見ると、「男性だから」「女性だから」という性別の違い以上に、特定のパートナーがいるかどうかが承認欲求に大きく影響している可能性が示唆されますね。私自身も、結婚してから人からどう見られるかという意識が少し変わったような気がします。皆さんはどうでしょうか。
独身期は“評価の戦場”、結婚後は“自然体でいられる居場所”へ
この調査では、独身期には「見つけてもらいたい」「選ばれたい」といった外向きのエネルギーが働きやすい一方で、結婚後は不特定多数からの評価よりも、家庭やパートナーとの関係の中で得られる安心感へと、心理的な重心が移っていく可能性が考えられています。
男性の自己呈示欲求の変化を見てみましょう。

未婚期には「おしゃれ」「頭が良い」といった“スペック型”の自己呈示が強い傾向が見られたのに対し、既婚男性では「楽しい」「頼りがいがある」「思いやりがある」といった、周囲を安心させる内面性を重視する傾向が見られたそうです。これは、結婚によって「かっこよく見られたい」という気持ちから、「一緒にいて心地よい存在でありたい」という気持ちへと変化していく様子を表しているのかもしれませんね。私も、結婚前は少し背伸びをしていた部分があったように思います。
女性の場合も、年齢とともに未婚者と既婚者の差が顕著に広がる傾向が見られました。



特に30代後半の未婚女性では自己呈示欲求が高まり、「楽しい」4.25、「おもしろい」4.19、「頭が良い」3.94など、多くの項目で既婚女性を上回る高い数値を記録したとのこと。外見だけでなく、知性や自立、ライフスタイルも含めて「理想の自分」を表現したい欲求が強まっている様子がうかがえます。これは、結婚という選択肢を前に、より多角的に自分をアピールしたいという気持ちの表れなのかもしれませんね。
恋愛心理学者の視点
恋愛心理学者である山崎敬太氏は、この結果について次のようにコメントしています。
「未婚期は、選ばれるために不特定の他者に対して自分を演出する傾向があります。一方で結婚後は、不特定多数に対して自分を演出するという意識を緩和でき、特定の相手、つまり配偶者とある程度自然体でいられる安心感が増していくと考えられます。今回のデータからは、結婚が単なる制度ではなく、評価され続ける緊張から解放される居場所として機能している可能性が示唆されました。」
山崎氏のコメントは、結婚が私たちに与える心理的な安心感の大きさを改めて教えてくれますね。私も、結婚してからは、無理なく自分らしくいられることの心地よさを日々感じています。
さらに詳しく知りたい方へ
今回の調査記事では、以下のような内容も詳しく解説されています。
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なぜ未婚30代女性で“自己演出欲求”が急上昇するのか
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既婚男性が「おしゃれ」への関心を失う背景
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「ハイスペック女性」と「頼られたい男性」のミスマッチ
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「評価市場」から「関係市場」へ移る心理メカニズム
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“ありのままの自分でいられる関係”がもたらす心理的安定
恋愛・婚活における「選ばれたい」気持ちや、結婚後の心理的な変化について、データをもとに詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。
調査概要
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調査方法:あなた自身についてのアンケート調査
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調査期間:2026年3月5日(木)〜2026年3月15日(日)
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調査対象:成人男女
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回収サンプル数:471名
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調査結果の引用について:本調査結果を引用する場合は、「あなた自身に関する調査2026(ナレソメ総研調べ)」および本記事URLを明記してください。
まとめ
今回のナレソメ総研の調査結果は、結婚が私たちの承認欲求や自己呈示のあり方に、想像以上に大きな変化をもたらす可能性を示唆しています。独身時代は「評価の戦場」で自分を磨き、アピールする時期である一方で、結婚後は「自然体でいられる居場所」で、より内面的な充実を求めるようになるのかもしれません。これは、結婚が単なる制度ではなく、心の安定や幸福感に深く関わるライフイベントであることを物語っているように感じます。
皆さんも、今回の調査結果を参考に、ご自身の恋愛や結婚、そして「自分らしさ」について、改めて考えてみる良い機会にしていただけたら幸いです。
それでは、また次回お会いしましょう。賢作でした。

