創刊40周年攻勢、注目の2作品
JOURの創刊40周年を記念する攻勢は、先月号の小田扉先生に続き、今号ではさらに豪華な作家陣が登場します。BLジャンルでも高い人気を誇るらくたしょうこ先生と、繊細な筆致で多くの共感を呼ぶ藤原ハル先生です。お二人がそれぞれの視点から「現代女性のリアル」を映し出す作品は、私たち読者にとっても示唆に富む内容かもしれませんね。

らくたしょうこ先生が描く、心温まるご自愛ドラマ
まずご紹介するのは、TVドラマ化もされた『雨上がりの僕らについて』の著者、らくたしょうこ先生による『やめる時も、すこやかなる時も。』です。らくた先生はJOUR初寄稿とのことですが、アラサー女性とご自愛系上司が織りなすヒューマンドラマは、きっと多くの読者の心を癒してくれるのではないでしょうか。
物語の主人公は32歳のOL、藍那さん。彼氏もいて、なんとなく日々を過ごしていた彼女が、結婚をぼんやり考えていた彼氏からの爆弾発言をきっかけに自暴自棄になってしまう様子が描かれています。そんな彼女の姿を上司が見てしまい……。私たちも、人生の転機で思わぬ出来事に直面し、心が揺れ動くことがありますよね。この作品は、そんな時にそっと寄り添ってくれるような温かさがあるのかもしれません。

藤原ハル先生がつづる、アラフォー独身女性の恋物語
続いて、オムニバス作品『元気でいてね』が話題を呼んだ藤原ハル先生による『凪にさざなみ』をご紹介します。この作品では、アラフォー独身女性のひそやかな恋心が描かれています。藤原先生もJOURには初寄稿とのことです。
主人公は38歳、仕事は定時で終わり、坂の上で一人暮らしをしている女性。穏やかで満ち足りた日々を送っていた彼女の毎日は、年下の青年との出会いを機に波打ち始めます。ときめきと戸惑いの間で揺れ動く、38歳の恋の物語。年齢を重ねる中で芽生える新たな感情や、それに対する自身の困惑や逡巡は、もしかしたら共感する方もいらっしゃるかもしれませんね。歳を重ねても、恋をする気持ちは変わらない、そんなメッセージが込められているように感じます。
JOUR4月号の概要
今回ご紹介した特別読切が掲載されている「JOUR 2026年4月号」は、以下の情報で発売されています。
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発売日: 2026年3月2日
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定価: 700円(税込)
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判型: A5判
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発行元: 株式会社双葉社
現代女性の心の機微を繊細に描いたこれらの作品を通して、私たち自身の人生や選択について考えるきっかけを得られるかもしれません。ぜひ、手に取ってご覧になってはいかがでしょうか。
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それでは、また次回の記事でお会いしましょう。賢作でした。


