結婚の「名字」問題に一石を投じる『同氏婚のススメ』
一般社団法人あすにはが2026年3月8日の国際女性デーを機に立ち上げた「あすにはウエディング」プロジェクトの第一弾として、『同氏婚のススメ』が始まりました。これは、選択的夫婦別姓が認められない日本の現状において、一組でも多くのカップルが名字の問題に悩まされずに結婚できるよう、同じ名字の人との出会いを提供するという、画期的な婚活アクションです。

プロジェクトの特設サイトはこちらです。
同氏婚のススメプロジェクト特設サイト
「最初から同じ名字なら、結婚しても悩まない。」という逆転の発想は、私も思わずなるほど、と膝を打ってしまいました。ユーモアを交えつつも、その背景にある社会課題を浮き彫りにする、とても考えさせられる取り組みだと感じます。
名字の問題は「出会い」にも影響?意識調査が示す現実
現在の日本で、改姓を負担に感じ結婚をためらっている人は、推計で約58万7千人に上ると見られています。この数字だけでも、多くの人がこの問題に直面していることがわかりますね。
さらに、恋活・婚活マッチングアプリ「Pairs(ペアーズ)」を運営する株式会社エウレカと共同で実施された『「結婚後の名字」に関する意識調査アンケート』では、名字の問題がすでに「出会い」の段階に影響を与えている現実が示唆されました。

調査結果からは、以下のような点が明らかになっています。
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ペアーズユーザーの57.1%が、選択的夫婦別姓の議論に「関心がある」と回答しています。多くの方が関心を持っているのですね。
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自分の名字を変えることに「抵抗がある」と回答した人は、女性で36.6%、男性でも46.6%に上りました。一方で、男性の39.6%は「抵抗がない」と答えています。この男女差も興味深い点です。
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相手が名字を変えることに「抵抗がある」と回答したのは、女性で25.6%、男性で9.9%でした。これもまた、性別による意識の違いが表れています。
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将来結婚する際、相手が名字を変えたくなければ、7.3%が「自分も名字を変えたくないので別れる」、5.9%が「選択的夫婦別姓が認められるまで待つ」と回答しています。これは、結婚にまで影響を及ぼす深刻な問題だと感じます。
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結婚相手に選択的夫婦別姓への理解を望む人は、女性で44.2%、男性でも25.7%に達しました。


これらのデータを見ると、名字の問題が、私たちが想像する以上に、結婚への意識や行動に深く関わっていることがわかりますね。私も、これほど多くの人がこの問題に直面しているとは、正直驚きました。
「同じ名字」で悩みを解消!具体的な婚活アクション
このような現状を踏まえ、『同氏婚のススメ』では、具体的な婚活アクションを展開しています。株式会社IBJの協力を得て、「同じ名字の人が集まる婚活パーティ」イベントや、「同じ名字の人を紹介する結婚相談所」の取り組みを実施するとのことです。

同じ名字の婚活パーティ
IBJ Matchingと協業し、特定の名字に限定した婚活パーティが開催されます。例えば、「鈴木さん」限定や「田中さん」限定といったユニークな企画です。私も、どんな雰囲気のパーティになるのか、とても興味があります。
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3月27日(金) 19:00〜20:30:「鈴木さん」限定の婚活パーティ
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3月28日(土) 16:30〜18:00:「田中さん」限定の婚活パーティ
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3月28日(土) 19:00〜20:30:「佐藤さん・伊藤さん」限定の婚活パーティ
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4月1日(水) 19:30〜21:00:「鈴木さん・田中さん・佐藤さん・伊藤さん」限定の婚活パーティ
イベントの詳細は、IBJ Matchingトップページで確認できます。
IBJ Matchingトップページ
また、この取り組みには、各名字と同じ名前を冠する企業や、名字にまつわる物品を開発・販売する企業がイベント協力パートナーとして参加し、飲食物やパーティグッズなどを提供する予定です。このような企業からの協賛も、このプロジェクトのユニークさを物語っていますね。

同じ名字の結婚相談所
IBJメンバーズと協業し、日本全国の全10店舗で、希望者には同じ名字の相手を紹介する取り組みも期間限定で実施されます。もし名字のことで悩んでいる方がいらっしゃれば、一度相談してみるのも良いかもしれません。
今後の構想:海外別姓婚サポートも
「あすにはウエディング」プロジェクトでは、『同氏婚のススメ』だけでなく、今後「海外別姓婚サポート」の取り組みも順次開始する予定です。これは、海外の婚姻制度を活用して夫婦別姓を維持しながら法律婚を可能にするという、もう一つの選択肢を提供するものです。
具体的には、海外で別姓のまま婚姻を結ぶツアーパッケージの企画や、海外別姓婚経験者のノウハウをデータベース化して公開し、希望者を支援する取り組みが進められるとのことです。これもまた、今の社会でできることを探し、実行に移すあすにはの姿勢が感じられます。

一般社団法人あすにはは、ミッションとして「誰もが息苦しさを感じず自分らしく生きられる、ジェンダー平等社会の実現」を掲げています。今回のプロジェクトは、ユーモアを交えながらも、根本的な解決は制度変更にあるという強いメッセージを発信していると感じます。私も、この問題がより良い方向へ進むことを心から願っています。
名字の問題は、個人のアイデンティティに関わる大切なテーマです。このような新しい提案が、結婚を考える多くの方々にとって、前向きな一歩となることを期待しています。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。賢作でした。


