九州・佐賀を舞台に描かれる人間ドラマ
この短編小説集は、佐賀市在住の川浪秀之氏が手掛けた、まさに「人の心の機微」をテーマにした作品集です。特に、佐賀県伊万里市大川内山や三瀬村・北山湖といった九州の美しい風景が、物語の舞台として息づいている点が印象的です。地元の方々はもちろん、佐賀の魅力に触れたい方にも、きっと心に響く一冊となるのではないでしょうか。
収録作品の紹介
本作には、以下の4つの短編が収録されています。
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「黒神よう子の人形」
佐賀県伊万里大川内山を舞台に、人形師・黒神よう子と中年男が七日間を過ごす純愛物語です。この作品は、2015年に佐賀県文学賞を受賞し、2018年には自主制作映画化もされたとのこと。一つの出会いが人生にどのような影響を与えるのか、深く考えさせられます。 -
「盆鮒」
佐賀市三瀬村の北山湖に伝わる「盆鮒伝説」を題材にした作品です。初盆の盆入りに、亡くなった人がへら鮒に姿を変えて現れるという伝説は、愛する人を偲ぶ人々の心象風景を美しく描き出していることでしょう。私たちは、失われたものとどのように向き合っていくべきなのでしょうか。 -
「子を抱く女」
1995年の阪神淡路大震災の際、当時大学生だった著者が神戸市須磨区の避難所で体験したボランティア活動を基にした作品です。極限状況下での人々の絆や、命の尊さを感じさせる物語かもしれません。 -
「銀色の海」
一人息子を川の事故で亡くした老夫婦のすれ違いを、佐賀と東京を舞台に描いた短い作品です。悲しみを抱えながらも、夫婦がそれぞれどのように生きていくのか、その心の動きに寄り添って読んでみるのはいかがでしょうか。

著者:川浪秀之氏について
川浪秀之氏は1972年佐賀県多久市生まれ、佐賀市在住のITコンサルタント・クリエイターです。二十歳から小説を書き始め、旅を通して独自の死生観で人の内なる心を捉え、作品に昇華されているそうです。2015年には九州さが大衆文学賞奨励賞と佐賀県文学賞を受賞されており、その才能は高く評価されています。また、自主制作映画の脚本・監督も務めるなど、多岐にわたる活動をされています。
書籍情報
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発行元: 編集工房edico
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発売日: 2026年4月30日
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ページ数: 176p
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判型: 四六版・上製本
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ISBN: 978-4-9913193-3-4
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題字: 無瓦当庵
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口絵: 大串亮平
賢作の思うこと
この短編小説集は、佐賀の豊かな自然や歴史を背景に、人間が経験する様々な感情や関係性を深く掘り下げていますね。純愛、死別、災害といったテーマは、私たちの人生において避けては通れないものではないでしょうか。それぞれの物語に登場する人々が、どのように困難に立ち向かい、心の機微を表現しているのか、読者の皆さんもご自身の経験と重ね合わせて読んでみるのも良いかもしれません。物語の中の「出会い」や「別れ」が、私たち自身の人間関係を考えるきっかけを与えてくれることでしょう。
川浪秀之氏の作品を通じて、新たな感情の発見や、自分自身の内面と向き合う時間を持つことができるのではないでしょうか。ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
著者関連リンク
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電子メール: kawanami.h@gmail.com
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X(旧ツイッター): https://x.com/kurokamiyoko
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。賢作でした。


