利用が日常化したSNSと新たな接点
まず、現在利用しているSNS・コミュニケーション系サービスについて見てみましょう。最も多かったのは「Instagram(54.8%)」で、次いで「X(旧Twitter)(47.5%)」が続きました。

InstagramやX(旧Twitter)は、もはや生活の一部と言っても過言ではないほど浸透していますね。しかし、AIチャット(ChatGPTなど)が7.4%、オンラインゲームのチャット機能が7.1%と、従来のSNS以外のコミュニケーション手段を利用している方も一定数いらっしゃるという結果には、少し驚きました。皆さんの周りでも、そういった新しいツールを通じて人間関係を築いている方は少なくないのではないでしょうか。夫婦関係におけるオンライン上の接点は、SNSに限らず、AIやゲーム内チャットなどへ広がりつつあると言えるでしょう。
既婚者のマッチングアプリ利用と秘密のSNS
次に、結婚後のマッチングアプリ利用経験についてです。「現在利用している(11.2%)」「過去に利用したことがある(8.9%)」「登録のみしたことがある(2.3%)」を合わせると、22.4%、つまり既婚者の約5人に1人が結婚後にマッチングアプリに接点を持った経験があることが明らかになりました。
さらに、「配偶者に知らせていないSNS・アプリの利用はありますか?」という問いに対しては、「ある」と回答した方が25.6%にのぼりました。

正直なところ、結婚後にマッチングアプリを利用した経験がある方が約5人に1人、そして配偶者に知らせていないSNSやアプリを利用している方が約4人に1人もいらっしゃるという結果には、少し驚きました。夫婦の間に秘密のオンライン活動があるというのは、私にはなかなか想像しにくい部分でもあります。皆さんはこの数字をどのように感じられますか?利用目的はさまざまと考えられますが、夫婦間で把握していないオンライン上の活動が一定数存在していることがうかがえますね。
オンライン上の個人的なやり取りと感情の動き
では、そうしたオンライン上の活動が、夫婦関係にどう影響するのでしょうか。「SNSやアプリを通じて、配偶者以外の異性と個人的なやり取りをしたことはありますか?」と質問したところ、「現在もある(17.5%)」「過去にある(14.0%)」を合わせると31.5%が経験ありと回答しました。
さらに、「オンライン上で、配偶者以外の異性に好意やときめきを感じたことはありますか?」という問いには、20.8%が「ある」と回答しています。

約3人に1人が配偶者以外の異性と個人的なやり取りを経験し、さらに約5人に1人がオンライン上で好意やときめきを感じたことがあるというのは、現代ならではの現象かもしれませんね。顔を合わせない分、心の内を打ち明けやすいと感じる方もいらっしゃるのかもしれません。オンライン上の会話や関係性のなかで、配偶者以外の相手に感情が動く人が一定数いることは、夫婦間の信頼関係を考える上で重要な視点だと感じます。
オンラインの関係が現実へ発展するケース
オンラインでのやり取りが、実際に会うことにつながるケースも少なくないようです。配偶者以外の異性と個人的なやり取りをした経験がある方のうち、62.1%が「実際に会ったことがある」と回答しました。

個人的なやり取りをした方のうち6割以上が実際に会っているという事実は、オンラインとオフラインの境界が曖昧になっていることを示しているように感じます。皆さんの周りではいかがでしょうか。オンライン上の関係が、現実の接触へ発展するケースも少なくないようです。
「浮気・不倫」の定義はどこにあるのか
最も注目すべきは、「浮気・不倫」の定義に対する意識の変化かもしれません。「オンライン上のみの親密な関係は、浮気・不倫に含まれると思いますか?」という問いに対し、40.6%が「はい」と回答しました。
さらに、「AIチャットやバーチャルキャラクターへの恋愛感情は、浮気・不倫にあたると思いますか?」という問いにも、15.2%が「はい」と答えています。

実際に会っていなくても、オンライン上での親密な関係を「浮気・不倫」と捉える方が4割を超えているのは、私たちが夫婦関係に求める信頼の形が変化している証拠かもしれませんね。そして、AIチャットやバーチャルキャラクターへの恋愛感情までが議論の対象となる時代が来るとは、数年前には想像もできませんでした。皆さんは、どこからが浮気・不倫だと考えますか?この問いに明確な答えを出すのは、なかなか難しいことだと感じています。
自由回答では、「不倫自体の定義を今まで通り当てはめることが難しい判断になっていくと思います」といった声や、「心だけの浮気、不倫で破綻するカップルは増えると思う」、「AIとのプラトニックラブが増えると思う」といった意見も寄せられました。テクノロジーの発展によって、浮気・不倫の定義が曖昧になることや、実際に会う関係だけでなく「心だけの浮気」が夫婦関係に影響を与える可能性が指摘されています。AIとの関係性に言及する回答もあり、オンライン上の親密さや感情の向け先が多様化するなかで、夫婦間における「浮気・不倫」の境界線も変化しつつあるのかもしれません。
夫婦関係における新たな課題と対話の重要性
今回の調査から、既婚者のSNS・アプリ利用が日常化する一方で、オンライン上のやり取りが夫婦間の信頼関係に影響を与え得る実態が明らかになりました。
配偶者に隠したSNS・アプリの利用や、オンライン上での親密なやり取り、さらにはAIやバーチャルキャラクターへの恋愛感情であっても、夫婦間の不信感につながる可能性はあります。AI・SNS時代を生きる私たちにとって、浮気・不倫の定義はますます複雑になっていくことでしょう。
大切なのは、オンライン上の親密さや感情の向け先について、夫婦間でオープンに話し合う機会を持つことではないでしょうか。実際に会ったかどうかだけでなく、オンライン上でどのような距離感を築いているのか、どこからを夫婦間の信頼を損なう行為と捉えるのかについて、あらかじめ話し合っておくことが、より一層求められる時代になっているのかもしれません。
今回の調査にご興味を持たれた方は、MR探偵事務所のウェブサイトもご覧になってみてください。
- 引用元: MR探偵事務所
今回の調査結果は、現代の夫婦関係に一石を投じる内容だったのではないでしょうか。皆さんの夫婦関係が、より良いものになるための一助となれば幸いです。賢作でした。

