監督ブラッドリー・クーパーが描く、新しい愛の形
「アリー/スター誕生」や「マエストロ:その音楽と愛と」で監督としての手腕を高く評価されているブラッドリー・クーパーさんが、本作では監督・脚本・製作・出演の四役を務めています。友人の実話をもとに、ニューヨークを舞台に繰り広げられる、人生の再生の物語です。中年期を迎え、離婚の危機に直面した夫婦が、それぞれの理想や価値観と向き合いながら、新たな一歩を踏み出していく姿が描かれるとのこと。私自身も、人生の節目で立ち止まることがあったので、この映画がどのように大人の葛藤を映し出すのか、とても興味深く感じています。
物語の核心:スタンダップコメディが導く再生
物語の主人公は、2人の子どもに恵まれ、一見順風満帆に見えるアレックスとテスの夫婦です。しかし、中年を迎えたことで、かつて抱いていた夢や諦めきれない思いが夫婦関係に大きな変化をもたらします。失意の中でアレックスが偶然足を踏み入れたのが、スタンダップコメディの世界。そこで彼は新しい生きがいを見出していくそうです。一方のテスも、自分らしい生き方を模索し始めます。長年連れ添った夫婦だからこそ感じる痛みや戸惑いを丁寧に描きながらも、その先に希望を見出すという展開は、多くの大人の心に響くのではないでしょうか。私も、新しい趣味や場所が、人生の転機をもたらすことはよくあることだと感じています。

実力派キャストが織りなす繊細なアンサンブル
主演は、ウィル・アーネットさんとアカデミー賞®受賞俳優のローラ・ダーンさん。彼らをはじめとする実力派キャストが、繊細かつリアルなアンサンブルで物語に深みを与えていると聞きます。人生の機微を表現する俳優陣の演技は、きっと観る者の心を揺さぶるに違いありません。特に、ウィル・アーネットさんが役作りのためにニューヨークのコメディクラブで実際にスタンダップコメディを披露したというエピソードには驚かされました。監督は、アーネットさんの大胆さと繊細さが役に不可欠だと考え、実際の舞台経験を通じてキャラクターを作り上げる方法を選んだそうです。このような徹底した役作りが、作品にリアリティと深みをもたらしているのでしょう。私も、何かに真摯に向き合う姿勢にはいつも感銘を受けます。

『これって生きてる?』をより深く楽しむために
この度発売されるブルーレイ+DVDセット、そしてデジタル配信(購入)には、映画の舞台裏に迫るメイキング映像が収録されているとのこと。作品の背景を知ることで、登場人物たちの感情や監督の意図がより深く理解できるかもしれません。ブラッドリー・クーパー監督が、リアルなNYを舞台に、いまを生きる大人たちに贈る新時代の応援歌(アンセム)『これって生きてる?』を、ぜひブルーレイ+DVDセットやデジタル配信でお楽しみいただければと思います。
詳細はこちらの公式サイトでもご確認いただけます。
人生の岐路に立つすべての方に、この作品が新たな一歩を踏み出すきっかけとなることを願ってやみません。
賢作でした。


