「勝手にパートナー探しをする」という新しい試み
『お節介さん』が最も特徴的なのは、「婚活者さん本人の了解は後から得ればOK!婚活に悩む『婚活者さん』のパートナー探しを勝手に始める」という仕組みを採用している点です。これにはきっと、驚かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。私も最初は耳を疑いました。しかし、裏を返せば、それだけこの問題が深刻で、従来の枠に囚われない解決策が必要とされている、ということなのかもしれませんね。
このアプリのテーマは二つ。「結婚を諦めている層をステージに上げる」こと、そして「従来のマッチングアプリ・婚活が憑りつかれている『条件婚』の世界で苦労する層にも結婚のきっかけを創る」ことです。ルックスや年収といった条件がキーにならない、完全に新しい仕組みを取り入れているとのこと。これは、多くの方が抱えていた婚活の悩みに寄り添う、温かい発想だと感じます。
『お節介さん』の主な特徴
『お節介さん』は「出会いのきっかけ創り」に特化しており、登録時に必要な情報は「おおよその年齢」「性別」「居住地」「推薦文」に限定されています。これにより、条件やルックスに自信がない方でも、結婚の機会を得やすくなるでしょう。

また、自薦ではなく他薦であるため、自己主張が苦手な方でも不利になりにくいという特徴も持っています。細かな個人情報を開示することなく、誰かの婚活を応援できるというのは、新しいボランティアの形だと感じます。
詳しい情報は、ぜひ公式ページで確認してみてください。
お節介さん公式ページ

「カスタネット」との連携で安心・安全なマッチングを
このアプリは、婚活ボランティアの皆さんが利用する『お節介さん』と、婚活者さんが利用する『カスタネット』という、きょうだいアプリによって成り立っています。これにより、『お節介さん』側では個人特定情報を不要とする仕組みが実現されています。

『カスタネット』は、結婚相談NPOと株式会社ロジナスが2025年に先行リリースした出会いの信用情報サービスです。マッチング後、婚活者さんは『カスタネット』で相手を確認し、自身の意思でプロフィール公開範囲やメッセージ送信の有無を判断できます。
今回、『カスタネット』には『お節介さん』によるマッチング限定のメッセージ機能が追加されました。初回の一往復は無料で利用でき、その後は外部のメッセージアプリなどに移行すれば費用は発生しません。この初回メッセージ無料の仕組みは、「従来の婚活サポートは料金が発生するからサポートを申し出にくい」というボランティア側の心理的障壁を解消する、素晴らしい工夫だと感じます。
多様な活用事例とゲーミフィケーション要素
『お節介さん』は、個人利用だけでなく、様々な団体での活用も提案されています。
-
親御さんがお子様の結婚相手を探すために
-
自治体が「地域おこし協力隊」制度を活用してお節介さん役を依頼
-
自治体の婚活担当部署がツールとして導入
-
農協・漁協といった協同組合の組合員サポート
-
商工会議所・商工会・社会福祉法人・NPO法人の活動者サポート
-
青年会議所による会員サポート
-
学校法人による卒業生サポート
-
企業によるスタッフサポート
-
婚活当事者による相互推薦協力
親御さんがお子さんのために、自治体が地域のために、と多様な可能性を感じますね。ただし、商用利用は禁止されており、個人以外での利用には事前の申告が必要とのことです。
また、より気軽にお節介活動に取り組んでもらうため、ゲーミフィケーションの仕組みが導入されています。婚活者さんの登録や提案、マッチングなどで「お節介パワー」を獲得し、強大な少子高齢化問題をヤマタノオロチに見立てて、全国のお節介さんが力を合わせてジパングを救うMMO仕立てのゲームが楽しめるそうです。


お節介パワーを50以上貯めると「ボランティア証明書」を無料で取得でき、100パワー以上で表彰状の購入も可能になります。さらに、ランキング上位者には景品が進呈されるキャンペーンも実施されるとのこと。ボランティア活動にゲーム要素を取り入れることで、より多くの人が楽しみながら社会貢献できる。これは現代的なアプローチで、とても興味深いですね。

完全無料へのこだわりと社会への影響
このアプリが完全無料であることには、明確な理由があります。結果が約束できない婚活サポートにおいて、たとえわずかな利用料でも不満を抱く方がいる可能性を考慮し、完全無料にすることで、利用者が常に感謝の気持ちを持ってサポートを受けられるように、という配慮があるそうです。運営費は、キャンペーンスポンサーからの費用の一部を充てるカンパサービスを目指しているとのこと。
キャンペーンスポンサーにご興味のある企業・団体様は、以下のページをご覧いただけますと幸いです。
キャンペーンスポンサー募集ページ
AIによる試算では、人口減を止めるには年間約113万組の婚姻が必要ですが、2024年の婚姻数はその半分にも満たない48万5,063組だそうです。また、就職氷河期世代の未婚者が約600万人いるとされ、将来的な生活保護リスクも指摘されています。単身世帯の生活保護費と夫婦世帯の生活保護費を比較すると、年間約90万円もの差が出るというデータもあります。社会保障費の増大が問題視される中、「入籍しての支え合い婚」が有効な解決策の一つとなる、という見立てですね。数字で見ると、改めて問題の大きさを実感します。個人の幸せだけでなく、社会全体の持続可能性にも関わる問題です。
従来の婚活サービスが抱える課題と『お節介さん』の可能性
従来の婚活マッチングアプリや結婚相談所には、「サクラ・詐欺・怪しいユーザーが多い」「本気度の低い相手が多い」「費用が高い」といった不満の声が聞かれます。また、IT技術の発展により「条件が良い人だけが結婚できる仕組み」が助長され、結婚を諦めてしまう層が増えてしまった、という課題も指摘されています。
『お節介さん』は、このような従来の課題に対し、『カスタネット』との連携によって、多くの不満を解消する可能性を秘めているようです。特に、「自分から一歩を踏み出す人にしかサポートができない」という従来の限界に対し、他薦という形で「結婚を諦めている層を舞台に引き上げる」ことを目指している点は、非常に画期的だと感じます。
企画者からのメッセージ
『お節介さん』の企画者は、過去に実施した「親の代理お見合い」から着想を得たそうです。お子様に内緒で親御さんがお見合い相手を探し、後から了解を得るというもので、意外にも「親がアクションを起こしてくれていたことに感謝している」という声が多かったといいます。まさにお節介は愛だ、と感じます。

「結婚を諦めている層の多さ、特に就職氷河期世代には多い印象で、何としても独居老人化を防ぐべく、舞台に引きあげないといけない」という強い思いが、このアプリ開発の原動力になっているようです。誰かが責任をもって実践しなくてはならない、という強い覚悟を感じます。
いながきグループ代表の稲垣英夫氏からも、日本の少子化解消の可能性を感じ、若者が結婚しやすい環境づくりのために協賛した、という応援メッセージが寄せられています。

いかがでしたでしょうか。婚活ボランティアアプリ『お節介さん』は、まさに社会全体で少子高齢化問題に立ち向かうための、新しい一歩だと感じました。皆さんも、身近な方の幸せのために、あるいは社会貢献として、少しだけ「お節介さん」になってみませんか? きっと、温かい気持ちになれることでしょう。賢作でした。
特定非営利活動法人 結婚相談NPOについて
結婚相談NPOは、少子高齢化問題に対し未婚化・晩婚化の観点から草の根活動を行うべく、2013年に設立された東京都認証の特定非営利活動法人です。「障がい者の婚活」や「就職氷河期世代非正規雇用者の婚活」など、多様な婚活支援に取り組んでいます。
結婚相談NPOホームページ
株式会社ロジナス 企業概要
株式会社ロジナスは、デジタルコンテンツの企画・制作・配信、ネットワークシステムを利用した情報の配信、コンピュータシステムの企画・開発・販売・運営管理などを手掛ける企業です。
株式会社ロジナスホームページ


