夫婦関係の満足度、約4人に1人が「不満」と回答
まず、「現在の夫婦関係にどの程度満足していますか?」という質問に対し、「非常に満足している」(28.7%)と「やや満足している」(45.5%)を合わせると、全体の74.2%が満足していると回答しました。これは、多くのご夫婦が安定した関係を築いていることを示していると言えるでしょう。
しかし、その一方で、「あまり満足していない」(16.3%)と「まったく満足していない」(9.5%)を合わせると、25.8%、つまり約4人に1人が夫婦関係に何らかの不満を感じていることが明らかになりました。この数字は、皆さんの想像より多いと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。私自身も、4人に1人が不満を抱えているというのは、決して少なくない割合だと感じます。

会話は週7時間以上が最多、休日は「ほぼ毎週一緒」が多数
夫婦間のコミュニケーションの状況はどうでしょうか。1週間の会話時間については、「7時間以上」(32.1%)が最も多く、次いで「3時間以上〜7時間未満」(24.9%)という結果でした。多くのご夫婦が日常的に会話の時間を確保しているようです。
ただ、「ほとんど会話しない」(6.6%)と「1時間未満」(14.8%)を合わせると、約2割のご夫婦が週あたりの会話時間が1時間未満、またはほとんど会話をしていないという実態も浮き彫りになりました。会話は夫婦関係の基本ですから、週に1時間未満というのは少し心配になりますね。
休日の過ごし方については、「ほぼ毎週一緒」(61.4%)が最多でした。月に1回以上一緒に過ごしているご夫婦は85.8%に上り、多くのご夫婦が休日を共有しているのは素敵なことだと感じます。一方で、「ほとんどない」と回答した方も10.2%おり、休日の過ごし方にも夫婦によって差があることがうかがえます。

スキンシップ・性生活ともに「ほとんどない」が4割超
次に、夫婦間の身体的な触れ合いについて見てみましょう。配偶者とのスキンシップ(手をつなぐ、ハグなど)の頻度については、「ほとんどない」が42.7%と最も多い結果となりました。これは意外に感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。日常的な触れ合いの頻度には大きな個人差があることがわかります。
さらに、配偶者との性生活の頻度についても、「ほとんどない」が42.7%で最多となりました。週1回以上や月に数回あるという回答もあるものの、約4割のご夫婦が性生活がほとんどないと回答しているのは、夫婦の関係性を考える上で一つの指標になるのではないでしょうか。
会話や休日を共に過ごす一方で、身体的な触れ合いが少ないというのは、深い関係性に影響する可能性もあるかもしれません。もちろん、頻度だけで良し悪しを判断できるものではありませんが、日々の関係性やコミュニケーションのあり方を考えるうえで、大切な要素の一つだと私は思います。

既婚者の約5人に1人が浮気・不倫経験あり
そして、今回の調査で特に注目すべきは、浮気・不倫に関する結果です。「これまでに、配偶者以外の相手と浮気・不倫関係になった経験はありますか?」という質問に対し、「ある」と回答した人は20.8%でした。これは、既婚者の約5人に1人が浮気・不倫関係を経験したことがあるという驚くべき数字です。
また、「浮気・不倫を考えたことはありますか?」という質問では、「現在ある」(10.5%)と「過去にあった」(19.7%)を合わせると、30.2%が浮気・不倫を考えた経験があると回答しました。約3人に1人が、配偶者以外の相手を意識した経験があるということですね。これは、夫婦関係の難しさ、そして人間関係の複雑さを示しているのかもしれません。

夫婦関係への不満が強いほど、浮気・不倫経験率が高い傾向に
さらに、夫婦関係の満足度と浮気・不倫経験の有無をクロス集計したところ、興味深い傾向が見られました。浮気・不倫経験が「ある」と回答した割合は、「まったく満足していない」層で30.6%と最も高く、「やや満足している」層の18.5%と比べて12.1ポイントも高い結果となりました。
この調査だけで因果関係を断定することはできませんが、夫婦関係への不満が強い層ほど、浮気・不倫経験率が高まる傾向が見られるというのは、私たちに大切なメッセージを投げかけているように感じます。不満が募ると、他の関係に目を向けてしまう傾向があるのかもしれません。夫婦間の不満や孤独感を抱え込まず、日頃からコミュニケーションを重ねることの重要性が示唆される結果ではないでしょうか。

浮気・不倫経験者は、配偶者との性生活が「ほとんどない」傾向
浮気・不倫経験がある136人に絞って、配偶者との性生活頻度を調べたところ、「ほとんどない」と回答した人が48.5%と約半数を占めました。これは、全体の42.7%より5.8ポイント高い結果です。このことから、浮気・不倫経験者は、配偶者との性生活が少ない傾向にあることがうかがえます。
性生活の頻度だけで浮気・不倫の有無を判断することはできませんが、夫婦間の親密なコミュニケーションが減少することは、関係性の変化を示す一つのサインになるのかもしれません。身体的な触れ合いが減ることで、心の距離も離れてしまう可能性は十分に考えられます。

賢作のまとめ
今回の調査から、多くのご夫婦が関係に満足している一方で、約4人に1人が不満を抱えているという実態が明らかになりました。会話や休日の共有は比較的多く見られるものの、スキンシップや性生活については「ほとんどない」と回答する人が4割を超えるなど、夫婦の関係性は多角的な視点から見つめ直す必要があるのかもしれません。
そして、夫婦関係への不満が強い層ほど浮気・不倫経験率が高まる傾向、また浮気・不倫経験者において配偶者との性生活が少ない傾向が見られたことは、私たちに多くの示唆を与えてくれます。もちろん、これらの要素が直接的に浮気・不倫につながると断定はできません。しかし、夫婦間の親密なコミュニケーションが減少している場合は、関係性の変化を見逃さないための一つの視点となるのではないでしょうか。
ご夫婦それぞれの「満足」の形は異なると思いますが、お互いの気持ちに寄り添い、日々のコミュニケーションを大切にすることが、より良い関係を築くための第一歩となるのかもしれませんね。この調査結果が、皆さんの夫婦関係を見つめ直すきっかけとなれば幸いです。
それでは、また次回のコラムでお会いしましょう。賢作でした。


