婚活は心身に大きな負担を伴う活動
この調査は、現在婚活している独身者500名と、婚活をやめた独身者300名の計800名を対象に行われました。まず、その結果に私は大変驚きました。
現在婚活している独身者の46.6%が、婚活中に心療内科や心理カウンセリングを受診した経験があるというのです。これは、約2人に1人が専門家のサポートを必要とするほどの負担を感じているということ。婚活が、単なる出会いの場探しではなく、精神的な健康にも深く関わる活動であることを強く示唆しているように感じます。
調査では、「婚活中に感じる負荷」として挙げられた12項目すべてにおいて、現在婚活している独身者では6割以上が「強く感じた」「やや感じた」と回答しています。不眠や集中力の低下、うつ状態、食欲不振といった心身症状の経験率も高く、婚活が心身に与える影響の大きさが浮き彫りになりました。

では、何がそこまで私たちを疲れさせてしまうのでしょうか?
「婚活で疲れた最大の原因」を尋ねたところ、現在婚活している独身者は「断られる回数の問題」「終わりの見えなさの問題」「決断の重さの問題」といった外的要因を挙げる傾向が強く見られました。一方で、婚活をやめた独身者は「コストの問題」「自信喪失の問題」「理想像の不明確さの問題」「自己理解の不足の問題」といった内的要因に強く反応しているようです。

外からの評価や状況に一喜一憂し、その結果、自身の内面にも影響が及ぶ。婚活の難しさの一端が見えてくるような気がいたしますね。
継続の鍵は「自己理解」にある可能性
次に、婚活を「続けてこられた人」と「やめてしまった人」の違いについて見ていきましょう。ここに、婚活を成功させるためのヒントが隠されているかもしれません。
婚活を続けてこられた要因の上位には、「良い相手と出会える期待があった」「結婚への強い意志があった」といった前向きな気持ちが並びました。しかし、それだけでなく、「自分の価値観・理想とする結婚像が明確」「自分のペースで進められた」「自分の課題や改善点を理解できていた」といった、自己理解とコンディション管理に関する項目が上位に挙がっている点が非常に興味深いですね。

一方、婚活をやめた要因としては、「結婚への意欲そのものが下がった」「良い相手に出会える希望がなくなった」「心身が疲れ切ってしまった」といった項目が上位を占めています。さらに、「自分が何を求めているのか、わからなくなった」という自己理解の喪失を示す回答も多く見られました。

これらの結果から、婚活を続けるかやめるかの分かれ道は、単に出会いの機会や条件といった外的要因だけではないことがうかがえます。自分の価値観や課題、望む関係性をどこまで明確に言語化できているか、つまり「自己理解の明確さ」が、婚活の継続に大きく関わっているのかもしれませんね。ご自身の内面と向き合うことの重要性を、改めて考えさせられます。
総括
今回の調査から、婚活は多くの独身者にとって、心身に負担を伴う活動であることが明らかになりました。そして、その負担を乗り越え、婚活を継続していくためには、自分自身の内面と深く向き合い、価値観や理想像を明確にすることが大切なのだと感じました。
婚活は、自分自身を知る旅でもあるのかもしれません。もし今、婚活で悩んでいる方がいらっしゃいましたら、一度立ち止まって、ご自身の心と向き合う時間を作ってみるのも良いかもしれませんね。
この調査結果の詳細レポートは、以下のリンクからご覧いただけます。
次回、ナコード総研からは、自己理解度の指標「パーソナル婚活スコア」と婚活の継続・中止との関連について、さらに詳しいレポートが公開されるとのこと。こちらも大変楽しみですね。
皆様の婚活が、より良いものとなるよう、心から願っております。賢作でした。

