『給食のおばちゃん 異国の友』が描く、現代の子どもたちの姿
松本清張賞を受賞された人気作家、山口恵以子先生の児童書シリーズ第二弾となる『給食のおばちゃん 異国の友』が、2026年7月21日に株式会社理論社より発売されました。
「給食のおばちゃん」と聞くと、懐かしさを感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。私自身も、子どもの頃の給食の時間を思い出すと、なんだか心が温かくなりますね。
この物語の主人公は、伝説の管理栄養士として知られる昼間明子さん、通称「給食のおばちゃん」です。彼女が全国各地の小学校を巡り、ご当地の美味しい給食を作りながら、子どもたちが抱える様々な問題に向き合っていく姿が描かれています。

食を通じて育まれる「心」と「多様性」
この本の魅力は、単なる食育に留まらない点にあると私は感じています。
第一話の舞台は広島県。今日のメニューは広島風お好み焼きですが、クラスにはイスラム教徒のインドネシア出身の男子がいます。豚肉が食べられない彼のために、おばちゃんはハラルの給食を出そうと奮闘します。
異文化理解や多様性がますます重要になっている現代において、給食という日常的な営みを通じて、子どもたちが自然と異国の食事や文化に触れていく様子は、私たち大人にとっても学ぶべき点が多いのではないでしょうか。
「食」という共通のテーマが、子どもたちの心を繋ぎ、理解を深めるきっかけとなる様子は、きっと多くの読者の心に響くことでしょう。

第二話では「スリムになりたい」と糖質制限ダイエットを決意する女子、第三話ではスポーツと学習塾のあいだで揺れる男子が登場します。給食のおばちゃんは、それぞれの子どもたちが抱える悩みに真摯に向き合い、その心を満たしていきます。
現代の子どもたちは、大人顔負けの複雑な悩みを抱えていることも少なくありません。そんな子どもたちの「おなか」だけでなく、「心」をも満たすおばちゃんの温かい視点は、私たちが日々の生活で忘れがちな大切な心のあり方を教えてくれるように思います。


山口恵以子先生が紡ぐ物語の世界
著者の山口恵以子先生は、早稲田大学文学部を卒業後、脚本家を目指し、プロットライターとして活動されていました。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら小説を執筆され、2013年には『月下上海』で第20回松本清張賞を受賞されています。
「婚活食堂」や「食堂のおばちゃん」、「ゆうれい居酒屋」シリーズなど、食をテーマにした心温まる作品を多く手掛けていらっしゃる先生だからこそ、給食という題材を通じて、現代の子どもたちの心に深く寄り添う物語が生まれたのかもしれませんね。
著者と出会える特別な機会
新刊の発売を記念して、2026年8月30日(日)には、山口恵以子先生のトークショー&サイン会が開催されるとのことです。
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イベント名: ~すべてはお客様の笑顔のために~山口恵以子先生 トークショー&サイン会
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日時: 2026年8月30日(日)18:00~19:30(開場17:30)
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書籍購入場所: 紀伊國屋書店府中店
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イベント会場: ベーカリー&カフェ ルパ 府中店特設会場
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定員: 40名

参加方法としては、当日までに紀伊國屋書店府中店で『給食のおばちゃん 異国の友』、または特設コーナーにある山口恵以子先生の著作をご購入いただき、レジで参加の旨をお申し付けください。配布される整理券と書籍をお持ちのうえ、会場へお越しください。当日はワンドリンク制となりますので、ベーカリー&カフェ ルパでドリンクの注文をお願いいたします。
直接先生のお話を聞ける機会は貴重ですよね。私も、先生の創作秘話や、この物語に込められた想いをぜひお聞きしてみたいものです。定員がありますので、ご興味のある方はお早めに確認されることをお勧めします。
書籍情報
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タイトル: 『給食のおばちゃん 異国の友』
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著者: 山口恵以子
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装画: 彩田花道
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定価: 1,320円 (税込)
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発売日: 2026年7月21日(火)
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判型: 四六判/160ページ/ソフトカバー
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ISBN: 978-4-652-20789-5
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発行所: 株式会社理論社
『給食のおばちゃん 異国の友』は、子どもたちだけでなく、私たち大人にも大切なメッセージを届けてくれる一冊だと感じました。食を通じて広がる世界、そして心と向き合うことの大切さを、ぜひこの機会に感じてみてはいかがでしょうか。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
賢作でした。また次の記事でお会いしましょう。


